鬼葬

2003年7月10日
少年が少年を殺した。

最近じゃぁ珍しくない話だ。
だけれど、『珍しくない』っていうこと自体が異常なのは言うまでもない。

今回は12歳が4歳を殺した事件。
遺体が見つかった時には全裸だったという事もあり、性的嗜好の殺人だろうと考えられている。
犯人は見つかったものの、12歳であり補導止まり。
しかも、児童相談所から家庭裁判所のほうに行ったということで、今後は一切警察の関与するところではなくなったわけだ。
12歳の少年。
名前は公表されていない。
成績優秀であるが幼稚な行動が目立つ、12歳にしては体の大きい(165cmほど)少年だったそうだ。
児童相談に行ったということは、性的面の異常な性格を正そうとしているのもあるとは思うのだが、性的嗜好が今更変わるとは思えない。そもそも嗜好が問題とは思わない。
同性愛を未だに問題視してる事自体が遅れてるし問題だと思うんだが。

本来問題になるのは同性愛のほうの問題ではなく、殺人に至るまでの経緯である。

同性愛=殺人っていうのは有り得ないし。

しかし、こういう問題には少年法が付いて回る。
現在12歳では罪に問えないのだ。
多分、今回のでまた少年法改正の話が出たりするかもしれない。廃止の動きとかも。
でも実際に、こんな事が続くくらいなら、いっそのこと少年法なんて撤廃してもいいと思う。
罪の意識が少ないから罪を犯すのであるのだろうし。
目には目をって言葉を最近の少年少女は知らないと思える。

誰も目には目をなんてしないしな。

被害者の遺族は少年少女に殺されたら泣き寝入りするしか、現状では方法はない。
せめて、敵討ちの機会でも与えればいいのに・・・。
嘆かわしい事だ。
加害者のプライベートは守られ、被害者は守られないのっておかしくないか?
二週間もすればこの事件の関心も薄まっていくだろう。
日本はそういうものだ。
マスコミとはそういうものなのだ。

記憶に新しいあの、酒鬼薔薇聖斗も今年中に現世に復活する。

現代に晒し首を復活させ、バモイドオキ神という妄想の神に生贄を捧ぐという、『殺し』の行為に酔ったサイコパスがだ。

人間の犯罪の歴史がどんどんと塗り替えられるように、
少年少女の犯罪も今後増え続け、塗り替えられていく事だろう。
その度に見ることになるだろう被害者の遺族の涙に、私は居た堪れない気持ちになる。

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