《等時の王笏/Isochron Scepter(MRD)》が大好きな
事で御馴染みのFAKEです。こんばんは。

《滋養/Nourish(DST)》だろうが、
《残響する真実/Echoing Truth(DST)》だろうが、
《残響する勇気/Echoing Courage(DST)》だろうが、
なんでも刻印です。

ダークスティールばっかり。

ある召使いの手記。

こんにちは。私は召使いのサンチョと申します。
あるご主人様にお仕えし、早、何十年にもなります。
ご主人様がお子様を授かった時や、
ご不幸な目に遭われた時も、お側にいさせていただきました。
尊敬するご主人様の為なら、例え火の中水の中…、
いや、大きく言うのはここでは避けましょう。
ご主人様は不幸にもモンスターに襲われ、お亡くなりになられたそうなのです。
今でも、そんな事は信じられません…が、
ご主人様の坊っちゃまが色々と危険な目に遭われながらも、
再び私の目の前に現れた時には、やはりご主人様はいらっしゃいませんでした。
やはり、お亡くなりになってしまわれたのでしょう…。
私としては本当に悲しい限りでございます。

ところで最近気付いた事があるのです。
あまり大きい声で言えるようなことではないのですが、
どうやら私が口笛を吹くとモンスターどもが寄ってくるようなのです。
この事実に気付かれた坊っちゃまは、
私を旅のお供にする事が急に増えられました。
ええ。昔の私は口笛は吹けませんでしたから。
坊っちゃまと一緒に旅ができることは大変嬉しい事です。

でも。不意に思い出してしまった事があるのです。

ご主人様が家を空けてから少し経った後の事です。
私がサンタローズからなんとなくと出掛けた事があるのです。
ご主人様が向かった、ラインハットへと。
ところが私は、方向音痴でして、ラインハットまでは行けたのですが、
その後道がわからなくなり、気付いたら洞窟が目の前にありました。
私はなんとなくその洞窟に入ろうとしました。
その時です。
少し怖いと思う事もあって、口笛を吹いて入ろうとしたのです。
気持ちを紛らわせる為に。

あぁ。その後は。察しの通りです。
モンスターを呼んでしまったのです。
しかもここあたりでは見ないような、禍々しい…。
その後、私はその禍々しさのあまりか恐ろしいモノを呼んだせいか、
情けない事に気絶してしまったようなのです。

気付いた時には、私はラインハットの宿屋におりました。
どうやら旅人が運んでいただけたそうで。
その城下町では、ご主人様の悪い噂でもちきりでした。
宿屋の方にその噂は全くデタラメであると教えながら、私はサンタローズに帰りました。

…何故思い出したのかはわかりませんが、誰に言ったわけでもありません。
でも、折角なので、書き留めておきます。
何か私が悪い事をしたような、そんな胸騒ぎがしてならないのです。

どっとはらい。

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